「食育」

食育についての考え

斎勝商店のこだわりを語るうえで、ミッションである「食育の推進」についてご説明いたします。
「食育」と真剣に向き合い、企業活動をおこなっていきます。

「食」をめぐる様々な問題

現代社会が抱えている食の問題は下記が挙げられます。

  1. 「食」を大切にする心の欠如
  2. 栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加
  3. 肥満や生活習慣病(がん、糖尿病など)の増加
  4. 過度の痩身志向
  5. 「食」の安全上の問題の発生
  6. 「食」の海外への依存
  7. 伝統ある食文化(魚食文化)の喪失

その諸問題に対して、政府は施策全体の基本的方向を明らかにした「食育推進基本計画」を定め、その総合的な推進に努めています。例えば、下記のような施策の基本的方向を定めています。

  • 家庭や学校・保育所等における食育
  • 地域における食生活の改善の取り組み
  • 生産者と消費者との交流促進
  • 食文化の継承のための活動支援 など

「気仙沼スローフード」都市宣言

気仙沼市は2003年(平成15年)3月18日、全国で初めて「スローフード」都市を宣言しました。
「スローフード」運動とは伝統的な製法、製品や食材を守り、次世代へ正しい味を伝えて行こうとする世界的な動きで、日本政府の進める「食育推進計画」です。

  • 地域の豊かな食材を育む海や山、川などの自然環境を守り、次の世代に引き継いでいきます。
  • 地域の風土が育んだ、伝統的な食材や料理技法、質の良い食べものと飲みものを守り、工夫し、提供していきます。
  • 安全で安心な質の良い食材を生産する人々を守り、育てていきます。
  • 子供たちを含め、人々に、食の楽しさや味覚の大切さ、真の心の豊かさを伝えていきます。
  • 地域や国、信条の違いを超えて、それぞれのもつ食の多様性を認めあい、交流を通して相互の理解を深めながら、世界の平和に寄与していきます。

出典 第2次気仙沼市食育推進計画[HTML]

チッタ・スロー(スローシティ)

2013年4月 気仙沼市は日本で最初にチッタ・スロー(スローシティ)に認証されました。
チッタ・スロー(Citta Slow)とはイタリア語でスローシティの意味です。

スローシティ運動とは、地域性や持続可能性を重視した、市民や地域の主体的なまちづくりのことで、グローバル化により、世界の文化やまち並みが似通っていくなかで、地域の食など生活習慣、環境を見直して、生活の質を向上させるまちづくりの取り組みをいいます。

気仙沼スローシティ

スローシティはスローフードの考え方を、食からまち全体へとステップアップさせたもので、食文化だけでなく、人々の生活、景観、環境などを、多様で個性的な文化を大切にしたまちづくりに活かしていこうというものです。

  • 豊かな自然
  • 地域伝統食
  • 地域特産物
  • 市民意識の浸透
  • 環境と共存するインフラ整備
  • 風土を生かした都市づくり
  • おもてなしの心
  • コミュニティの取り組み

斎勝商店では、上記の「食育推進基本計画」・「スローフード都市宣言」・「スローシティ」にあるような様々な問題の改善に努め、取組みを参考に気仙沼市と足並みをそろえて企業活動を推進していきます。

関連リンク ミッション(社会的使命)