メカジキについて

メカジキ

メカジキ 女梶木 meka_img01

メカジキ(女梶木、目梶木、学名Xiphias gladius)は、スズキ目メカジキ科に分類されるカジキの一種でカジキ類の中でも最大級で食用に漁獲されます。メカジキ科唯一の現生種でありメカジキ属唯一の種です。(他の現生カジキ類が全てマカジキ科として分類されるのに対し、メカジキは1種のみでメカジキ科メカジキ属として分類されています。)
全世界の熱帯・温帯海域に広く分布し、他のカジキ類が生息できないような低温の海域にも出現することがあります。外洋の表層・中層に生息し、群れを作らず単独で遊泳します。
食性は肉食性で、特にイカ類を好みますが、他の魚類や甲殻類なども捕食します。性質は獰猛で、船舶や大型魚、クジラなどにも突進します。

学名の種小名”gladius(グラディウス)”をはじめ、英名”Swordfish(ソードフィッシュ)/Billfish(ビルフィッシュ 嘴魚)”、伊名”Pesce spada(ペッシェ スパーダ)”、西名”pez espada(ぺス エスパーダ)”、独名”Schwertfisch(シュヴェーアトフィッシュ)”、仏名”Espadon(エスパドン)”、中国名”剑鱼(jiàn yú)”と、各国での呼び名がその長く扁平な上吻が刀剣に似ていることに由来しています。

成魚は全長4m・体重300kgを超えるカジキ類の中でも最大級の大型魚で、メスはオスより大きいです。肉はピンクがかった白身で、骨がありません。旬は秋から冬にかけてです。

出典メカジキ–Wikipedia [HTML]

メカジキの栄養価

メカジキは低カロリーで高タンパク、なおかつ低脂肪でEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含み、動脈硬化・高血圧の予防、血栓防止、脳機能の維持改善に効果があり、ダイエットや生活習慣病予防に適しているといわれています。
そのほか体内を酸化から守るセレン、丈夫な骨や歯をつくるビタミンDとリン、肌荒れや口内炎を改善し、髪の健康を守るビタミンB6(ピリドキシン)、代謝を円滑にして皮膚の健康を保つビタミンB3(ナイアシン)やパントテン酸と非常に栄養価の高い魚なのです。

メカジキ 生 100g

リン250mg
0.5mg
亜鉛0.7mg
0.04mg
マンガン0.01mg
ヨウ素15μg
セレン56μg
レチノール52μg
ビタミンD11μg
ビタミンE(α-トコフェロール)3.3mg
ビタミンB10.05mg
ビタミンB20.08mg
ナイアシン6.9mg
ビタミンB60.32mg
ビタミンB121.9μg
葉酸5μg
パントテン酸0.38mg
ビオチン2.5μg
ビタミンC1mg
ビタミンK0μg
脂肪酸4.28g
コレステロール71mg
食塩相当量0.2g

出典日本食品標準成分表2010 [HTML]